歯科矯正のタイミング
はじめに
この事をおみいただいている方の中には歯科矯正を実施するタイミングについてお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。この事はそういった、歯科矯正治療を始めるタイミングについてご説明いたします。
最後までおみいただきご参になれば幸いです。
歯科矯正治療を実施する患者の人数にについて
そもそも日本で歯科矯正治療を実施する人数は年間でどれくらいいるのでしょうか。
厚生労働省が平成26 年に実施した患者調査によると年で約19,600 人が歯科矯正治療を実施し、下のような結果が出ました。
図1【歯科矯正を始めた年齢と性別】
年齢 | 0歳~19歳 | 20歳~34歳 | 35歳~49歳 | 50歳以上 |
---|---|---|---|---|
総計 | 14200 | 3500 | 1400 | 400 |
男性 | 5400 | 900 | 500 | 100 |
男性 | 8800 | 2600 | 1000 | 400 |
男性 | 72% | 18% | 7% | 2% |
図2【歯科矯正を始めた人の性別の割合】
性別 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
性別の割合 | 35% | 65% |
出典 厚生労働省 平成26 年 患者調査
表を見ると歯科矯正を始めた期間として最も多いのが0歳~19歳の期間で72%を占めていました。
また、図1の年齢の割合を見てみると年齢を重ねるごとに歯科矯正を実施する人の割合は減っていることが分かります。歯科矯正を実施する性別の割合を示す図2を見てみると約7割が女性を占めていることが分かりました。
次に年齢ごとで実施するタイミングについてご説明いたします。
0 歳~19 歳での歯科矯正
この期間に実施する歯科矯正は歯科矯正をするメリットが大いにある期間となります。
①顎の成長をコントロールすることができる
②歯科矯正に対する体の適応力が高い
③大人になってからの抜歯の可能性が低くなりやすい
④虫歯になる可能性が低くなりやすい
0 歳~19 歳での期間で実施する歯科矯正はメリットが多くかついい影響が多いといえます。そのため多くの方が実施されていると推測できます。
20 歳以上の歯科矯正
20 歳を えてから始める歯科矯正のタイミングとしてはライフイベントによって始める方が多いでしょう。学業での生活や就活、結婚式など様々です。では歯科矯正をするきっかけについてご説明していきたいと思います。
■学業
・大学への進学に伴って高校3 年生の春休みの期間を利用して歯科矯正を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。何かと忙しい学校生活に対し、短期ではありますがある一定の休日を確保することができ、以前から気になっていた歯並びを治療する良い期間かもしれません。また進学はいつになっても緊張するものだと思います。そういった緊張を少しでも緩和させるためにも歯科矯正を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
■就活
・就活が理由で歯科矯正を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。以前から歯並びが気になっていて、人前で上手く笑えていなかったりすると、面接の際に悪影が出るのではないか、と考え歯科矯正を始めるに ったケースも大いにあると思います。歯並びを良くした結果、歯並びに気にすることなく人前で笑顔で思いっきり話すことができ、志望する会社に入社することができた方もいらっしゃると思います。
■結婚式
この理由が一番多いのではないでしょうか。一生に一度の結婚式です。特に新婦の方は歯並びにコンプレックスを抱いていると歯科矯正を始める方もいらっしゃると思います。一生に一度のイベントに思いっきりの笑顔で写真撮影できればとても嬉しいと思います。また、歯科矯正をすることによって美容の意識も高まります。美容やドレスにもこだわって最高の結婚式を考えましょう。
①歯科矯正を実施する意図を持っているので治療 画が進みやすい
②骨格の成長は止まっているので治療計画が進みやすい
③歯を大切にする、という意識を持ちやすい
といったメリットがあります。
まとめ
いかがでしょうか。
本記事では歯科矯正を始めるタイミングについてご説明させていただきました。
下記に内容をまとめましたのでご確認いただけますと幸いです。
・厚生労働省が発表した平成26 年の患者調査では0 歳~19 歳の期間で始めた方が72%を占める
・0歳~19歳での歯科矯正(子供矯正)はメリットが多い
・20歳をえてから始める歯科矯正はライフイベントが影響している
といった内容を書かせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が一助になれば幸いです。