マウスピース矯正中の食事・飲み物で気をつけること|虫歯・着色を防ぐコツ|台東区上野で矯正歯科|上野スマイル歯科

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マウスピース矯正中の食事・飲み物で気をつけること|虫歯・着色を防ぐコツ

マウスピース矯正(インビザラインなど)は、透明で目立たず取り外しができる点が大きなメリットです。しかし「食事や飲み物はどうすればいいの?」「好きなコーヒーやお酒は我慢しなければならないの?」と不安を感じる方も多いでしょう。矯正中の食生活は治療の進行だけでなく、虫歯や着色、口臭にも影響します。正しい知識を持って工夫すれば、我慢ばかりする必要はありません。この記事では、マウスピース矯正中に注意すべき食べ物・飲み物、外食やお酒の場での対応、虫歯や着色を防ぐセルフケアのポイントまで詳しく解説します。

マウスピース矯正中に食べられるもの・避けたいもの

基本は外して食べればOK

マウスピース矯正は取り外しが可能なため、食事中は基本的に外して問題ありません。ワイヤー矯正と違い、食べ物が装置に絡まる心配がないのは大きなメリットです。ただし、外した後は必ず歯磨きをしてから再装着することが大切です。

注意が必要な食べ物

  • 硬い食べ物:ナッツ、氷、硬いせんべいなどは歯や装置を傷つける可能性があります。

  • 粘着性のある食べ物:キャラメルやガムなどは歯に残りやすく、虫歯リスクを高めます。

  • 着色しやすい食べ物:カレー、キムチ、ブルーベリーなどは歯やマウスピースの着色の原因になることがあります。

間食の習慣をどうするか

マウスピースは1日20時間以上の装着が必要です。間食が多いとその都度外す必要があり、装着時間が不足する原因になります。間食は控えめにし、どうしても必要な場合は時間を決めてまとめて食べるのがおすすめです。

飲み物で気をつけるポイント

水以外は基本NG?

マウスピースを装着したまま飲んで良いのは「水」のみです。糖分や酸を含む飲み物は虫歯や着色のリスクを高め、熱い飲み物は装置の変形につながります。

コーヒー・紅茶・ワインなど着色リスクのある飲み物

これらは色素が強いため、装置や歯の着色を引き起こしやすい飲み物です。どうしても飲みたい場合は装置を外し、飲んだ後に歯磨きをしてから再装着しましょう。ストローを使うのも有効です。

アルコールや炭酸飲料の影響

ビールやワイン、炭酸飲料には酸や糖分が含まれており、虫歯や歯のエナメル質のダメージにつながります。装着中は避け、飲むときは外して対応し、歯磨き後に装着することが大切です。

外食・お酒の場での工夫

外出先での取り外し・歯磨きの習慣

外食や飲み会のときは、装置を外すためのケースや携帯用歯ブラシを持参しましょう。歯磨きが難しい場合はうがいをして一時的に対応し、帰宅後にしっかり歯磨きを行います。

どうしても磨けないときの対処法

どうしても歯磨きができない場合は、最低限うがいをして食べかすを流すことが重要です。糖分を含まないキシリトールガムで唾液の分泌を促すのも有効ですが、必ず装置を外した状態で行いましょう。

虫歯や着色を防ぐためのセルフケア

食後の歯磨き・フロス

マウスピース矯正では、装置の下に食べかすが残ると虫歯や口臭の原因になります。食後は必ず歯磨きし、歯間ブラシやフロスも活用して徹底的にケアしましょう。

マウスピース専用洗浄剤の活用

マウスピースは毎日の洗浄が必要です。水洗いだけでなく、専用の洗浄剤を使用することで細菌や着色を防げます。清潔な装置を保つことは、治療の成功につながります。

定期的な歯科メンテナンス

自宅でのケアに加えて、歯科医院での定期的なチェックも欠かせません。専門的なクリーニングを受けることで、虫歯や歯周病の予防につながります。

よくある質問(Q&A)

Q1. コーヒーは一切飲めないのですか?
A. 飲めますが、装置を外して飲み、飲んだ後に歯磨きをすることが条件です。装着したまま飲むのは避けましょう。

Q2. 仕事中に装置を外して飲み物を取るのは大丈夫ですか?
A. 装着時間を確保できる範囲であれば問題ありません。ただし外したまま長時間過ごすのは避けましょう。

Q3. お酒を飲んだ後にそのまま寝てもいいですか?
A. NGです。アルコールには糖分や酸が含まれるため、歯磨きをせずに装置をつけると虫歯のリスクが高まります。必ず歯磨きをしてから再装着しましょう。

Q4. 炭酸水は飲めますか?
A. 無糖の炭酸水であれば比較的安全ですが、装置の変形を防ぐため冷たいものを選び、可能であれば外して飲むのが理想です。

Q5. 甘いお菓子やジュースは完全に禁止ですか?
A. 外している間に摂取する分には問題ありません。ただし、その後の歯磨きと再装着を忘れないようにしましょう。

まとめ:食事と飲み物の工夫で矯正を快適に続けよう

マウスピース矯正は取り外し可能であるため、食事の自由度が高い矯正方法です。しかし、装着中の飲食には制限があり、虫歯や着色のリスクを避けるためには正しいルールを守る必要があります。水以外の飲み物は基本的に装置を外すこと、食後には歯磨きを徹底すること、外食や飲み会では携帯グッズを活用することが快適に治療を続けるポイントです。工夫次第で大きな我慢をせずに矯正生活を楽しむことができます。歯並びを整える過程もポジティブにとらえ、毎日のケアを続けていきましょう。