部分矯正
はじめに
前歯の歯並びや八重歯がコンプレックスとなりプライベートや仕事で思いっきり笑うこと
ができない方は多いのではないでしょうか。自分の笑顔が嫌い、と自分の笑顔を隠して過
ごしてきた方も多いと思います。人は笑顔でいられないとストレスになってしまうケース
もあります。ただ、「歯科矯正はしたいけど、どうせ◯◯万円も費用がかかってしまう。
期間が長い。」などの理由から挫折してしまう方が多いと思います。この記事ではそんな
方に是非おススメしたい歯科矯正治療をご紹介させていただきます。
この記事を最後までお読みいただき、ご参考になれば幸いです。
1.部分矯正治療
上記でもご説明いたしましたが、前歯の歯並びや八重歯がコンプレックスとなってしまっ
ている方でもおススメさせていただいている歯科矯正治療があります。それは部分矯正治
療です。部分矯正治療とはその名の通り、歯の並びを部分的に矯正して歯並びを綺麗にす
るという矯正治療のことでメリットが多いです。下記に記載いたしますのでご確認くださ
い。
2.部分矯正のメリット
■歯の部分的に矯正治療が可能
・全部の歯を矯正するわけではなくコンプレックスとなっている歯並びだけを綺麗にす
ることが可能です。例えば前歯の6 本のみを矯正することが可能です。
■治療期間が全体的に矯正する治療より短期間
・部分矯正治療は歯を全体的に矯正する治療より短期間で治療が完了します。
理由は部分矯正治療をする歯の本数が全体的に矯正治療する場合よりも少ないからです。
全体的に矯正治療する場合、矯正装置を装着する歯の本数が多くなり、歯を動かす時間が
かかりますが、部分矯正は矯正治療をしている歯の本数が全体的に矯正している治療より
少ないため、治療期間も短期間で完了します。これは部分的に矯正治療するので当然のこ
とです。
下記に全体的に矯正治療をする場合と部分的に矯正治療をした場合の治療期間の目安を記
載しましたのでご確認いただけますと幸いです。
矯正個所 | 期間 |
---|---|
全体的に矯正治療をする場合 | 約1 年~2 年 |
部分的に矯正治療をする場合 | 1 年 |
■一般的な矯正治療よりも治療費を抑えられる
・部分矯正は一般的な矯正治療よりも治療費を抑えられることができます。理由としては
矯正治療を行う歯の本数が一般的な矯正治療と違って少ないからです。その分、矯正装置
を装着する歯も少ないため一般的な矯正治療よりも治療費を抑えることが可能です。
下記に全体的に矯正治療をする場合と部分的に矯正治療をした場合の治療費の目安を記載
しましたのでご確認いただけますと幸いです。
矯正個所 | 料金 |
---|---|
全体的に矯正治療をする場合 | ※約70 万円~130 万円 |
部分的に矯正治療をする場合 | ※約20 万円~60 万円 |
※金額は矯正の治療方法や症状によって大きく変動する場合があります。あくまで目安としてお考え下さい。
ここまでメリットについてご説明させていただきました。とはいってもメリットがあれば
デメリットがあるのは当然です。
下記に記載させていただきますのでご確認いただけますと幸いです。
3.部分矯正のデメリット
■上下の歯の咬み合わせが合わなくなる可能性がある ・ある一定の個所を部分矯正しただけだと上下の歯の咬み合わせが合わなくなる可能性が あります。例えば上の前歯を部分矯正した場合、矯正をしていない下の歯と咬み合わせが 合わない可能性が出てきてしまいます。そういった場合は部分矯正ができないケースです。これについてはスタッフがしっかりと上下の歯の状況を確認し、部分矯正をした場合咬み合わせに問題が発生するのか、しないのかを判断し患者様にお伝えさせていただきます。
■全体的な矯正治療と比較し、歯並びが劣ってしまう可能性がある ・全体的に歯を動かして矯正する治療は全体を動かして矯正するので見た目がとても綺麗 になり顔つきもよりシャープになる傾向ですが、部分矯正は部分的な歯を矯正するので他 の歯が動いていない影響で全体的な矯正治療と比較すると劣ってしまう可能性がありま す。これについてもと医院のスタッフが丁寧にご説明いたしますので不安やお悩みがありましたらお尋ねください。
以上が部分矯正のデメリットになります。他にも患者様の症状によっては部分矯正を回避 したほうが良いケースもあるかと思います。そういった際はスタッフにお尋ねいただけけ ればご相談し解決させていただきます。
4.部分矯正の治療方法
部分矯正の治療方法はさまざまな治療方法があります。ブラケット(ワイヤー)矯正、リンガルブラケット矯正(舌側矯正)、カスタムメイド矯正歯科装置(製 品名:インビザライン 完成物薬 機法対象外)での矯正治療などがあります。それぞれにはメリット、デメリットがありま す。また、患者様お一人お一人のご希望もお聞きできればと思います。どれが自分にとっ て最善の治療方法か一度ご検討いただければと思います。また当医院のスタッフにお尋ねください。
5.まとめ
いかかでしたでしょうか。
最後に部分矯正を簡単にご説明させていただきます。
♦部分矯正とは部分的に歯科矯正ができる治療方法
♦メリット
・全体的に矯正する治療方法よりも治療期間が短期である
・全体的に矯正する治療方法よりも治療費を抑えることができる
♦デメリット
・咬み合わせが合わない可能性がある
・全体的に矯正する治療方法よりも歯並びの見た目に劣ってしまう可能性がある
♦治療方法はさまざまな方法がある
上記のことをご説明させていただきました。
部分矯正は手軽に矯正ができるということでプチ歯科矯正とも言われているほど、手軽に 矯正することが可能で金額的にもリーズナブルということが特徴と言えます。 しかし、部分矯正には咬み合わせが合わなくなってしまう可能性があるといったデメリッ トも存在します。
部分矯正をご検討の方で、ご自身で判断がつかない場合は当医院までお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。 この記事が読者の一助となれば幸いです。