開咬
はじめに
この記事をご覧にいただいている方の中には上下の歯がしっかりと噛み合わず、歯と歯の間に空間ができてしまっていることにお悩みやコンプレックスをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういったコンプレックスがあると私生活で思いっきり笑えず、フラストレーションが溜まってしまうこともあるかと思います。
この記事では上下の歯がしっかりと噛み合わせることができないというお悩みごとをお持ちの方に向けて書きました。
最後までお読みいただき、ご参考になれば幸いです。
開咬とは
皆様は開咬(かいこう)という症状をご存知でしょうか。聞きなじみのない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
開咬とは口を閉じ、上下の歯を噛み合わせても前歯に空間ができてしまう状態のことをいいます。
開咬が見受けれる状態だと食事の際に上下の歯に空 間ができてしまっているため適切に噛むことができません。
開咬になってしまっている方は早期的な治療をおすすめいたします。
次に開咬の原因をご説明いたします。
開咬の原因
■幼少期の悪習慣
開咬の原因に幼少期の悪習慣が挙げられます。それでは悪習慣を見ていきましょう。
・舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)
舌突出癖とは字を読んでお分かりになるかと思いますが舌を出してしまう癖のことを指します。
この癖は開咬を引き起こしてしまう癖の一つです。
・咬唇癖(こうしんへき)
咬唇癖も字を読んでお分かりになるかと思いますが舌を唇で噛む癖のことを指します。 記事をお読みの方の中には「ドキッ、自分のことかも」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。この癖も開咬を引き起こしてしまう癖の一つです。 ・指しゃぶり
指しゃぶりも開咬を引き起こしてしまう癖の一つです。指しゃぶりは指をしゃぶることにより歯を閉じる時間が少なくなってしまいます。
その影響で歯が閉じなくなってしまいま す。
・先天的な理由
開咬の原因の一つに先天的な理由が挙げられる場合もあります。それは顎の大きさに比べ歯が小さいということです。
要するに開咬の原因は長い時間歯を閉じない癖と先天的な理由だとご理解いただけたら幸いです。
次に開咬を放っておくとどういったことが起こりやすいかご説明いたします。
2.開咬を放っておくと・・・
開咬を放っておくと歯ブラシが歯にしっかりと当たらず正しい歯磨きを行うことが出来ません。
なぜならば歯ブラシの毛先が当たりにくい歯並びをしているからです。
歯磨きがしっかりできないということは、虫歯になりやすく、食べカスが歯の間に溜まるので歯周病のリスクを高め、咬み合わせが不安定なので集中しにくいといった症状を招きます。
3.治療方法
開咬は従来治療が難しい症状と言われてきました。
なぜならば従来はワイヤー矯正が主流となっていたため歯科医の経験と知識が必要だったからです。
ですが、今は違います。当院では見えにくく取り外し可能なマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名:インビザライン完成物薬機法対象外)での治療やクリアアライナー、リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)、などがあります。こういった治療の選択が多い当院では患者様一人一人に合わせた治療方法をご提案させていただいております。また、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置 (製 品名:インビザライン 完成物薬機法対象外)は透明なマウスピース型の器具を使用します。
ワイヤー矯正などの「ギラギラが嫌」だと挫折してきた方も多いのではないでしょうか。
そういった方には特におすすめさせていただいております。
4.まとめ
いかがでしょうか。
今回は開咬についてどんな症状か。原因は何か。
治療方法などについてご説明させていただきました。
下記にまとめますのでご確認いただければと思います。
♦開咬(かいこう)とは
口を閉じても前歯が閉じない症状のことを開咬という。
♦開咬の原因
口を閉じる時間を削ってしまう癖と先天的な要因
♦開咬を放っておくと・・・
歯ブラシが的確に当たらず虫歯や歯周病を引き起こしてしまう危険性を高める
♦治療方法
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名:インビザライン 完成物薬機法対 象外)での治療やクリアアライナー、リンガルブラケット矯正法(舌側矯正)がある。 開咬はとてもコンプレックスになり得る症状です。既にコンプレックスを持ってしまっている方もいらっしゃるかと思います。
当院ではそういったコンプレックスをお持ちの方を お助けできればと考えております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
読者の一助になれば幸いです。