クリアワイヤー矯正治療とは何!?特徴をご紹介
はじめに
この記事をお読みの方の中には歯科矯正治療をご検討されている方もいらっしゃると思います。
歯並びが悪いことはたくさんのデメリットがあります。
「人前で話すときに歯並びが悪いと思われていたらどうしよう・・・」と考えるようになってしまったり、歯磨きをする際に歯ブラシの毛先が正確に歯に当たらず、綺麗に磨くことができない。
顔が歪むようになってしまったりと、メリットは少ない傾向で、デメリットが多い傾向です。
歯並びを気にしているのであれば早めに歯科矯正治療を実施するのがおすすめです。
ただ、治療期間は1年~2年ほどかかるのも事実で、多少なりとも私生活に影響を与えてしまうのも確かです。
たとえば、食べ物を食べる際は歯が痛く感じたり、 話す際も矯正器具に慣れるまでは滑舌が良くないといったことも生じる傾向です。
また、矯正治療を始めた際は、ワイヤー矯正の場合、他人に歯科矯正治療を実施したことも気づかれてしまい、恥ずかしいと思ってしまう可能性もあります。
歯科矯正治療を実施することはおすすめなのですが、歯科矯正治療には私生活に多少なりとも影響してしまうというのを念頭に置いておいていただければと思います。
こちらのサイトでは様々なコラムを掲載しているので気になる記事をお探しいただいて、歯科矯正治療の知識を高めていただければと思います。
前置きが長くなりましたが今回紹介するのは『クリアワイヤー矯正治療』についてご紹介させていただきます。
最後までお読みいただければ幸いです。
1.歯科矯正治療の種類
歯科矯正治療には様々な治療方法があります。
今回は歯並び全体を綺麗にする治療に限ってご紹介させていただきます。
◆ワイヤー歯科矯正
・ワイヤー矯正は皆様もご存知かと思いますが銀色のブラケット(ブラケット:歯の表面に取り付ける小さな器具)銀色のワイヤー(ワイヤー:ブラケットとブラケットを結ぶワイヤー)を使用した矯正治療になります。
◆クリアワイヤー歯科矯正
・クリアワイヤー矯正は実施する内容はワイヤー矯正と同じなのですが、白いブラケットとワイヤーを使用した矯正治療になります。
◆リンガルブラケット矯正法
・フルリンガル矯正は矯正器具を歯の上下の歯の裏側に取り付ける矯正治療になります。
◆コンビネーション矯正
・コンビネーション矯正は上の歯にはリンガルブラケット矯正法で実施し、下の歯はクリアワイヤー矯正を実施する矯正治療になります。
◆マウスピース型(カスタムメイド)矯正(歯科)装置(インビサライン)
・透明なマウスピース型カスタムメイド矯正歯科器具(インビザライン) と呼ばれる器具を使用した歯科矯正治療になります。
当院では上記の矯正治療を実施していますが、それぞれにはメリット・デメリットが存在します。
この記事では『クリアワイヤー矯正』についてご紹介する記事ですので、続いては『クリアワイヤー矯正』について詳しくご紹介いたします。
2.クリアワイヤー矯正とは
クリアワイヤー矯正治療とは従来のワイヤー矯正の目立ちにくいバージョンとご紹介するのが分かりやすいと思います。
従来のワイヤー矯正を白くしたもので見た目では目立ちにくいというのがメリットです。また、歯の表側に器具が取り付けられているため、歯科医師が治療をしやすく、治療計画の通りに治療が進みやすいといった傾向もあるためメリットになります。
デメリットは、ブラケットとワイヤーは銀色の矯正器具を白く塗っているというケースが多く、1年ほど経つと塗料が剥がれやすくなったしまうといったデメリットもあります。
また、従来のワイヤー矯正と比べると値段も高くなりがちなのもデメリットです。さらには、食事の際には注意が必要でカレーやコーヒーなどの色が濃いものを食べると器具にも色がついてしまう傾向でもあります。
これは、クリアワイヤー矯正に限ったことではありませんが、食後は必ず歯磨きをする必要があります。理由は食べカス等を放置しておくと歯石になってしまい、歯周病を引き起こしてしまったり、器具と歯の間を丁寧に磨かないと虫歯を発症してしまう原因となります。
ただ、目立ちづらく、治療計画通りに進みやすいという点から常に一定数の人気があるのも事実です。
下記にメリット・デメリットをまとめますのでご確認いただけますと幸いです。
◆メリット
・器具が目立ちづらい
・治療が計画通りに進みやすい
◆デメリット
・1年以上使用すると白い塗料が剥がれやすくなってしまう
・従来のワイヤー矯正より値段が高い
・カレーやコーヒーといった色が濃い食べ物は矯正器具に色がつきやすい
続いて各それぞれの歯科矯正治療のメリット・デメリットを比較いたしますのでご確認いただけますと幸いです。
3.歯科矯正治療のメリット・デメリットの紹介
こちらでは全ての歯科矯正治療のメリット・デメリットをご紹介いたします。
歯科矯正治療を実施する際のご参考になれば幸いです。
◆ワイヤー矯正(当院:税込み 55万円~66万円)
・メリット
①どの矯正治療よりも一番値段が安い
②表側矯正のため、歯科医師が治療しやすく、治療計画通りに進みやすい傾向
・デメリット
①どの矯正治療よりも目立ちやすく、人目が気になってしまう可能性がある
②唇の裏側に矯正器具が当たってしまうため、唇の裏に口内炎ができる可能性がある
◆クリアワイヤー矯正(当院:税込み 60.5万円~71.5万円)
・メリット
①表側矯正のため、歯科医師が治療しやすく、治療計画通りに進みやすい傾向
②白い矯正器具を使用するため、ワイヤー矯正よりかは目立ちにくい
・デメリット
①1年以上たつと白い塗料が剥がれおち、銀色の素材が目立つようになってしまう
②唇の裏側に矯正器具が当たってしまうため、唇の裏に口内炎ができる可能性がある
③カレーやコーヒーなど色が濃いものを食べると矯正器具に色がついてしまう可能性がある
④ワイヤー矯正よりかは値段が高い
◆リンガルブラケット矯正法(当院:税込み 110万円~165万円)
・メリット
①上下の歯の裏側に矯正器具を取り付けるため、歯科矯正治療をしていることがほとんど人に気づかれづらい
・デメリット
①どの矯正治療よりも一番値段が高い
②活舌がひどくなりやすい傾向
③歯の裏側に口内炎ができやすい傾向
④歯の裏側は歯科医師が矯正治療しづらい傾向のため、治療計画が遅れてしまう可能性がある
◆コンビネーション矯正(当院:税込み 99万円~154万円)
・メリット
①上の歯には裏側に矯正器具を取り付け、下の歯には表側に矯正器具を取り付けるため、
クリアワイヤー矯正とリンガルブラケット矯正法の良いところを組み合わせた矯正治療である。
・デメリット
①歯の裏側に口内炎ができやすい傾向
②活舌がひどくなりやすい傾向
③値段が100万円を超える可能性がある
◆マウスピース型(カスタムメイド)矯正(歯科)装置(インビサライン)
・メリット
①透明なマウスピース型の器具を使用するため、矯正治療をしていることが気づかれづらい
②取り外しが可能
・デメリット
①1日最低20時間以上装着が必須
②外食の際に取り外す必要がある
③値段が100万円を超える可能性がある
※値段は2022年3月15日現在
以上になります。どの歯科矯正治療をするかはご自身の私生活に合わせてご検討されるのがおススメです。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事ではクリアワイヤー矯正の紹介の他に、他の歯科矯正治療方法とその比較についてご紹介させていただきました。
簡単ではありますが、まとめますのでご確認いただけますと幸いです。
◆歯科矯正治療の種類
・ワイヤー歯科矯正
・クリアワイヤー歯科矯正
・リンガル矯正法
・コンビネーション矯正
・マウスピース型(カスタムメイド)矯正(歯科)装置(インビサライン)
◆クリアワイヤー矯正について
・コラム内にて紹介
◆歯科矯正治療のメリット・デメリット
・コラム内にて紹介
以上です。
歯科矯正治療は自費となるケースがほとんどで高額になります。
よくご検討されて歯科矯正治療を実施いただければと思います。
この記事がその参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
読者の一助になれば幸いです。