叢生
はじめに
上下の前歯などがでこぼこしてしまっていて「見た目的にも気になる」といった方や「歯
ブラシが的確に当たらない」といったことで虫歯になってしまっている方や、歯医者さん
から「歯がでこぼこしていて歯科矯正して歯並びを綺麗にした方がいい」と言われた方は
多いのではないでしょうか。中には歯がでこぼこしていてもお口の環境への危機感が低い
方もおられると思います。そういった方にもしっかりと歯がでこぼこしてしまっている危
険性を理解していただき、治療の検討をしていただくことによってお口の環境のトラブル
を事前に防ぐことができます。それでは、歯がでこぼこしてしまっているとお口の環境に
どのような影響があるのでしょうか。
この記事では歯がでこぼこしてしまっている方のお悩みの方のサポートになる情報となっ
ております。
この記事を最後までお読みいただき、ご参考になれば幸いです。
1.叢生とは
叢生(そうせい)を皆さんはご存知でしょうか。
叢生とは顎の大きさと歯の大きさのバランスが取れておらず、顎に歯が並びきらずに、で
こぼこになっている状態をいいます。では、叢生はご自身のお口の環境においてどのよう
な影響があるのでしょうか。
次の章では叢生になってしまっているとどのようなデメリットがあるのかご説明いたしま
す。
2.叢生のデメリット
前の章で歯がでこぼこしてしまっている状態を叢生と呼ぶとご説明させていただきまし
た。では叢生は何が悪いのでしょうか。叢生は治療を要する病気を引き起こす可能性があ
ります。
主に下記の4 点が挙げられます。
■虫歯の危険性を高めてしまう
叢生は虫歯を引き起こす危険性を高めます。理由は、歯並びがでこぼこしてしまっていて
歯ブラシが当たらない個所が出てきてしまうからです。歯が歯に被さっていたりすると歯
ブラシをあてることが難しくなるのは容易に想像できると思います。
■歯周病の危険性を高めてしまう
叢生は歯周病を引き起こす危険性を高めます。歯周病とは歯と歯茎の間から菌が入り、歯
の根元から歯にトラブルが起こっている状況のことを言います。虫歯でご説明したことと
同様ですが、叢生になってしまっているとこちらも歯ブラシを的確にあてることが難し
く、菌が歯と歯茎の間から侵入してしまう可能性があります。
■咀嚼効率が悪くなる
叢生は咀嚼効率(そしゃくこうりつ)が悪くなってしまう危険性を高めます。咀嚼効率と
は咀嚼がどれくらい効率よくできるかを指す指標です。叢生は歯がでこぼこしてしまって
いる状態のことですので上下の歯が適正に噛み合わせすることができないです。例えば食
べ物を咀嚼した際に左側の歯はあまり噛めないから右側の歯ばっかりで咀嚼してしまう、
といったことが挙げられるかと思います。
■見た目が気になる
叢生は歯がでこぼこしてしまっている状態ですのでコンプレックスを抱いてしまい、その
影響で思いっきり笑うことができないといったお悩みを抱えている方が多いと思います。
そういった歯並びのコンプレックスは人生においてとてもストレスになると思います。
3.叢生の治療法
叢生の治療方法として挙げられるのがやはり、歯科矯正治療です。当院では患者様一人一
人にヒヤリング等実施させていただき患者様一人一人に適した歯科矯正治療をご提案させ
ていただきます。
歯科矯正治療は下記となっております。
■ワイヤー矯正治療
従来の一般的なワイヤー(ブラケットとも呼ぶ)を使用した矯正治療
■リンガルブラケット矯正(舌側矯正)治療
リンガルブラケット矯正(舌側矯正)とは歯の裏側にワイヤーを使用した矯正治療のことを指します。
■マウスピースカスタムメイド矯正歯科装置(製 品名:インビザライン 完成物薬機法対
象外)での歯科矯正
この歯科矯正は固いプラスチック板を使用して矯正治療です。特徴は透明でとにかく目立
ちにくいというのが最大の特徴です。
当院では上記の矯正治療をご用意しております。患者様一人一人としっかりとご相談させ
ていただきご提案させていただきます。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後に簡単に叢生についてまめとめさせていただきます。
◆叢生とは歯がでこぼこしてしまっている状態
◆叢生のデメリット
虫歯の危険性を高めてしまう
歯周病の危険性を高めてしまう
咀嚼効率が悪くなる
見た目が気になる
◆叢生は歯科矯正で治療することが可能
上記のことをご説明させていただきました。
叢生でお悩みの方はぜひ当院にお問い合わせいただき、治療等のご検討をしていただけれ
ばと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が読者の一助となれば幸いです。