4つの矯正方法、
あなたに合うのはどれ?
インビザライン・ワイヤー矯正・裏側矯正・部分矯正を、見た目だけでなく、対応症例・期間・費用・生活への影響まで同じ基準で比較します。
- 目立ちにくさなら
インビザライン・裏側矯正 - 幅広い対応力なら
ワイヤー矯正 - 前歯の軽い乱れなら
部分矯正も候補
矯正治療には、透明なマウスピースを使うインビザライン、歯の表側に装置を付けるワイヤー矯正、歯の裏側に装置を付ける裏側矯正、前歯など一部だけを動かす部分矯正があります。
装置の見た目だけで選びたくなるかもしれませんが、治療方法によって対応しやすい症例、治療期間、通院頻度、費用、自己管理の必要性が異なります。また、同じ「出っ歯」「ガタガタ」と呼ばれる歯並びでも、骨格、噛み合わせ、歯を動かす距離、抜歯の必要性によって適した方法は変わります。
この記事では、上野スマイル歯科で取り扱う主な矯正方法を、共通の項目で比較します。治療方法を決める際の整理にお役立てください。
気になる治療方法から見る
4つの矯正方法の違いを比較
- 装置・見た目
- 透明な取り外し式。目立ちにくい
- 対応範囲
- 軽度から幅広い症例。適応診断が必要
- 期間・通院
- 2~3年/2~3か月に1回
合計12~18回が目安 - 費用(税込)
- 935,000~1,045,000円
- 自己管理
- 装着時間と交換日の管理が重要
- 装置・見た目
- 歯の表側に固定。クリア装置も選択可能
- 対応範囲
- 比較的幅広い症例に対応しやすい
- 期間・通院
- 2~3年/月1回
合計24~36回が目安 - 費用(税込)
- 900,000~1,000,000円
- 自己管理
- 固定式のため装着管理は不要
- 装置・見た目
- 歯の裏側に固定。正面から見えにくい
- 対応範囲
- 幅広い症例。歯の裏側の状態による
- 期間・通院
- 4~5年/月1回
合計48~60回が目安 - 費用(税込)
- 1,100,000~1,650,000円
- 自己管理
- 固定式のため装着管理は不要
- 装置・見た目
- 対象となる一部の歯に装置
- 対応範囲
- 前歯など限定した範囲の軽度症例
- 期間・通院
- 1年/月1回
合計12回が目安 - 費用(税込)
- 診断後に総額を提示
- 自己管理
- 使用する装置の種類による
※治療期間・通院回数・費用は目安です。歯並びや噛み合わせ、抜歯の有無、治療への協力度などにより異なります。矯正治療後には、歯の後戻りを抑えるための保定が必要です。
インビザライン
(マウスピース型矯正歯科装置)
治療方法の概要
患者さまの歯並びに合わせて製作した透明なマウスピース型装置を、治療計画に沿って順番に交換し、少しずつ歯を動かす方法です。食事や歯みがきの際には取り外せますが、計画どおりに歯を動かすには、歯科医師から指示された装着時間と交換スケジュールを守る必要があります。
対象となる症例
前歯の重なり、すき間、軽度から中等度の出っ歯、噛み合わせのずれなどが候補になります。近年は適応範囲が広がっていますが、実際に対応できるかは精密検査と診断が必要です。
対応が難しい症例
骨格的なずれが大きい症例、歯を大きく移動させる症例、重度の叢生・開咬・過蓋咬合、複雑な抜歯症例などでは、マウスピースだけでの対応が難しい場合があります。また、決められた時間の装着が難しい方には向かないことがあります。必要に応じてワイヤー矯正との併用や別の治療方法を検討します。
治療期間と通院頻度
上野スマイル歯科では、治療期間2~3年、通院は2~3か月に1回、合計12~18回を目安としています。追加のマウスピースが必要になった場合や装着時間が不足した場合は、期間が延びることがあります。
治療費の総額
平均的症例は935,000円、難症例は1,045,000円です(いずれも税込)。当院では初診カウンセリング・毎月の調整料・保定管理料は無料です。治療前に必要な処置や個別に追加となる費用の有無は、診断時の見積もりでご確認ください。
メリット・デメリット
メリット
- 透明なため、装置が目立ちにくい
- 食事と歯みがきの際に取り外せる
- 装置を外して通常どおり歯みがきしやすい
- 金属製ブラケットによる口内炎のリスクを抑えやすい
デメリット
- 装着時間や交換日を自分で管理する必要がある
- 適応できない、または他の方法が適している症例がある
- 飲食のたびに取り外しと清掃が必要になる
- 紛失や破損、装置の浮きが治療の遅れにつながることがある
痛みや日常生活への影響
新しいマウスピースに交換した直後は、歯が押されるような痛みや締め付け感が出ることがあります。装着したまま水以外を飲食すると、着色やむし歯の原因になる可能性があるため、原則として食事の際は外します。会話は通常可能ですが、装着当初は発音しにくさを感じる場合があります。
治療に伴うリスク・副作用
- 歯の痛み、違和感、装置による粘膜の刺激が生じることがあります。
- 装着時間不足などにより、計画どおりに歯が動かないことがあります。
- 歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、歯周病、歯髄への影響などが生じる可能性があります。
- 治療後に保定装置を適切に使用しない場合、後戻りする可能性があります。
- インビザラインは日本の薬機法上、医療機器として承認されていないカスタムメイド矯正装置です。医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
向いている人と注意点
向いている人:装置の見た目を抑えたい方、食事や歯みがきの際に装置を外したい方、装着時間を自己管理できる方。
注意点:「取り外せること」はメリットですが、装着不足になると治療が進みません。見た目だけで決めず、自分の症例に適しているかを確認することが重要です。
関連する症例・詳しい治療情報
前歯の重なり、すきっ歯、軽度から中等度の出っ歯など。詳しくはマウスピース矯正の治療ページをご覧ください。
ワイヤー矯正(表側矯正)
治療方法の概要
歯の表側にブラケットを接着し、ブラケットに通したワイヤーの力で歯を動かす方法です。上野スマイル歯科では、金属製のレギュラー装置のほか、歯に近い色のクリアブラケットも用意しています。
対象となる症例
叢生(歯のガタガタ)、出っ歯、受け口、すきっ歯、開咬、深い噛み合わせ、抜歯を伴う症例など、比較的幅広い歯並びと噛み合わせが対象になります。
対応が難しい症例
顎の骨格的なずれが大きく、歯の移動だけでは改善が難しい場合は、外科的矯正治療などの検討が必要です。また、重度の歯周病や未治療のむし歯がある場合は、先に治療や口腔内環境の改善を行うことがあります。
治療期間と通院頻度
治療期間は2~3年、通院は月1回、合計24~36回が目安です。歯の移動量、抜歯の有無、装置の破損や通院状況などによって期間は変わります。
治療費の総額
レギュラー、クリアともに平均的症例は900,000円、難症例は1,000,000円です(いずれも税込・調整料無料)。治療前に必要な処置や個別に追加となる費用の有無は、診断時の見積もりでご確認ください。
メリット・デメリット
メリット
- 比較的幅広い症例に対応しやすい
- 歯科医師が装置を細かく調整できる
- 取り外し式装置のような装着時間の自己管理が不要
- クリアブラケットを選ぶことで見た目を抑えられる
デメリット
- 正面から装置が見える
- 装置の周囲に食べ物や汚れが残りやすい
- 硬い物や粘着性の高い物など、食べ方への配慮が必要
- 装置が頬や唇の内側に当たり、口内炎ができることがある
痛みや日常生活への影響
装置を付けた直後やワイヤーを調整した後は、数日程度、噛んだときの痛みや違和感が出ることがあります。装置の周囲は歯垢が残りやすいため、歯間ブラシなどを使った丁寧な清掃が必要です。スポーツや楽器演奏をする方は、必要な対策を事前に相談してください。
治療に伴うリスク・副作用
- 歯の痛み、口内炎、装置の脱離・破損が生じることがあります。
- 清掃が不十分な場合、むし歯、歯肉炎、歯周病、歯の脱灰が起こる可能性があります。
- 歯根吸収、歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯髄への影響が生じることがあります。
- 装置撤去時に歯の表面や詰め物・被せ物へ影響する可能性があります。
- 治療後に後戻りする可能性があるため、保定装置の使用が必要です。
向いている人と注意点
向いている人:幅広い症例に対応しやすい方法を希望する方、装着時間の自己管理に不安がある方、見た目より治療の適応範囲を重視する方。
注意点:装置が固定されるため、食事と歯みがきには慣れが必要です。目立ちにくさを希望する場合は、クリアブラケットや他の治療法も比較します。
関連する症例・詳しい治療情報
叢生、八重歯、出っ歯、受け口、開咬、すきっ歯、抜歯を伴う症例など。詳しくはクリアブラケット矯正の治療ページをご覧ください。
裏側矯正
(舌側矯正・リンガル矯正)
治療方法の概要
歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着し、歯を動かす方法です。正面から装置が見えにくく、取り外す必要もありません。当院では上下とも裏側に装置を付けるリンガル矯正に加え、上の歯を裏側、下の歯をクリアブラケットで治療するコンビネーションも用意しています。
対象となる症例
装置をできる限り見せずに全体的な歯並びや噛み合わせを整えたい方が対象です。出っ歯、叢生、すきっ歯など幅広い症例が候補になります。
対応が難しい症例
歯の形や大きさ、歯の裏側の状態、噛み合わせによっては装置の設置が難しい場合があります。顎の骨格的な問題が大きい症例や重度の歯周病がある場合も、別の治療方法や先行治療を検討します。
治療期間と通院頻度
治療期間は4~5年、通院は月1回、合計48~60回が目安です。表側矯正より調整が複雑になりやすく、歯の動きや装置の状態によって期間が延びることがあります。
治療費の総額
上下とも裏側に装置を付けるリンガル矯正は1,100,000~1,650,000円です。上側を裏側矯正、下側をクリアブラケットとするコンビネーションは990,000~1,540,000円です(いずれも税込)。正確な総額は診断後に提示します。
メリット・デメリット
メリット
- 正面から装置が見えにくい
- 取り外す必要がなく、装着時間の自己管理が不要
- 見た目に配慮しながらワイヤーで歯を動かせる
- 接客や人前に出る仕事などでも選択しやすい
デメリット
- 他の治療方法より費用が高くなる傾向がある
- 舌が装置に触れ、発音や食事に慣れが必要
- 歯の裏側は見えにくいため、清掃に工夫が必要
- 治療期間が長くなる場合がある
痛みや日常生活への影響
装置装着後や調整後には歯の痛みや違和感が出ることがあります。舌が装置に触れるため、口内炎や発音のしにくさが生じる場合がありますが、徐々に慣れる方も多くいます。食べ物が装置に絡みやすいため、食後の清掃が必要です。
治療に伴うリスク・副作用
- 歯の痛み、舌の傷や口内炎、発音への影響が生じることがあります。
- 装置が外れたり、硬い食べ物などで破損したりすることがあります。
- 清掃が不十分な場合、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
- 歯根吸収、歯肉退縮、歯髄への影響などが生じる可能性があります。
- 装置撤去時に歯の表面や補綴物へ影響する可能性があります。
- 治療後に後戻りする可能性があるため、保定装置の使用が必要です。
向いている人と注意点
向いている人:矯正装置を正面から見せたくない方、人前に出る仕事をしている方、装着時間の自己管理なしで目立ちにくい矯正を希望する方。
注意点:費用、治療期間、発音への影響を含めて検討する必要があります。治療できるかどうかは歯の裏側の形や噛み合わせの診査が必要です。
関連する症例・詳しい治療情報
出っ歯、叢生、すきっ歯など、見た目に配慮しながら全体矯正を希望する症例。詳しくは舌側矯正の治療ページをご覧ください。
部分矯正
治療方法の概要
前歯など、気になる一部の歯に対象を限定して動かす方法です。使用する装置は症例によって異なり、ワイヤーやマウスピース型装置などを用います。全体の噛み合わせを大きく変えずに改善できる軽度症例に適用します。
対象となる症例
前歯の軽い重なり、軽度のすきっ歯、1本から数本の傾き、矯正後の軽度な後戻りなどが候補です。奥歯の噛み合わせに大きな問題がなく、移動範囲が限定されていることが前提になります。
対応が難しい症例
重度の叢生、出っ歯や受け口、開咬、深い噛み合わせ、骨格的なずれ、奥歯を含む噛み合わせの改善が必要な場合などは、部分矯正だけでは対応が難しいことがあります。前歯だけを並べることで噛み合わせが悪化する可能性がある場合は、全体矯正を提案します。
治療期間と通院頻度
上野スマイル歯科では、治療期間1年、通院は月1回、合計12回を目安としています。実際の期間は動かす歯の本数や距離、使用する装置によって異なります。
治療費の総額
部分矯正の費用は、治療する範囲、使用する装置、歯を動かす量によって異なります。現在の歯並びと噛み合わせを診断したうえで、必要な治療と費用総額を提示します。初回相談時に、追加費用の有無も含めてご確認ください。
メリット・デメリット
メリット
- 全体矯正より治療期間が短くなる傾向がある
- 装置を付ける範囲を限定できる
- 全体矯正より費用を抑えられる場合がある
- 前歯など気になる範囲を集中的に整えられる
デメリット
- 対応できる症例が限定される
- 奥歯を含む噛み合わせの改善には向かない
- 見た目だけ整えても、噛み合わせの問題が残る場合がある
- 無理に部分矯正を選ぶと、仕上がりや安定性に限界が出ることがある
痛みや日常生活への影響
歯を動かすため、装置装着後や調整後は痛みや違和感が出ることがあります。全体矯正より装置の範囲は小さい傾向がありますが、ワイヤーを使う場合は食事や歯みがきへの配慮が必要です。マウスピースを使う場合は装着時間の管理が必要です。
治療に伴うリスク・副作用
- 歯の痛み、口内炎、装置の破損などが生じることがあります。
- むし歯、歯周病、歯根吸収、歯肉退縮などが生じる可能性があります。
- 噛み合わせ全体を改善できず、希望した仕上がりに届かない場合があります。
- 歯を並べるスペースを作るため、歯の側面をわずかに削る処置が必要になる場合があります。
- 治療後に後戻りする可能性があるため、保定装置の使用が必要です。
向いている人と注意点
向いている人:前歯の軽い重なりやすき間など、限定した範囲を整えたい方、噛み合わせに大きな問題がない方。
注意点:「前歯だけが気になる」ことと「前歯だけ動かせば治る」ことは同じではありません。部分矯正が可能かどうかは、奥歯を含む噛み合わせの診断が必要です。
関連する症例・詳しい治療情報
前歯の軽い重なり、軽度のすきっ歯、1本から数本の傾き、矯正後の軽度な後戻りなど。詳しくは部分矯正の治療ページをご覧ください。
どの矯正方法が向いている?
目的別の選び方
装置を目立たせたくない
インビザラインまたは裏側矯正が候補です。自分で装着時間を管理でき、食事の際に外したい方はインビザライン、固定式の装置で正面から見えにくい方法を希望する方は裏側矯正が選択肢になります。
幅広い症例への対応を重視したい
表側のワイヤー矯正が候補です。複雑な歯の移動や抜歯を伴う症例にも対応しやすい一方、装置が見えることや清掃のしにくさを考慮する必要があります。
前歯だけを短期間で整えたい
部分矯正が候補ですが、噛み合わせに問題がなく、動かす範囲を限定できることが条件です。自己判断で前歯だけの治療を選ばず、全体矯正との仕上がりの違いを確認しましょう。
費用総額を重視したい
装置代だけでなく、初診・診断、毎回の調整、追加装置、保定装置、保定管理まで含めた総額を比較することが重要です。上野スマイル歯科では、初診カウンセリング・毎月の調整料・保定管理料は無料です。部分矯正を含む個別の見積もりは診断後にご案内します。
治療方法は検査と診断を受けて決めましょう
矯正方法にはそれぞれメリットがありますが、希望する装置が自分の歯並びに適しているとは限りません。治療方法を決める際は、見た目、費用、期間だけでなく、噛み合わせを改善できるか、無理なく継続できるか、治療後の安定性まで確認することが大切です。
上野スマイル歯科では、日本矯正歯科学会認定医が歯並びと噛み合わせを確認し、患者さまの希望や生活スタイルも踏まえて治療方法をご提案します。「インビザラインとワイヤー矯正で迷っている」「部分矯正で治せるか知りたい」といった段階でもご相談ください。
自分に合う治療方法を相談する
初回相談では、現在のお悩みや希望を伺い、考えられる治療方法、期間、費用についてご説明します。治療を受けるか決めていない方もご相談いただけます。
お電話:0120-018-402
担当歯科医師
林 政美(MASAMI HAYASHI)
上野スマイル歯科 院長
日本大学松戸歯学部卒業後、同大学矯正学教室に入局。1999年に日本矯正歯科学会認定医を取得し、2014年より上野スマイル歯科院長を務める。
資格・所属:日本矯正歯科学会認定医/東京矯正歯科学会
学術活動:インビザライン認定ドクター/2019年 インビザライン プラチナドクター/リンガル矯正・口腔筋機能療法(MFT)等の各種セミナー・コース修了
矯正治療全般に伴う
主なリスク・副作用
- 治療初期や装置調整後に、痛みや不快感が生じることがあります。
- 歯の動きには個人差があり、予定より治療期間が延びる場合があります。
- 装置の使用状況や通院状況など、患者さまの協力度が治療結果や期間に影響します。
- 装置装着中は歯みがきが難しくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まることがあります。
- 歯を動かすことで歯根が短くなる歯根吸収や、歯ぐきが下がる歯肉退縮が起こることがあります。
- まれに歯が骨と癒着して動かない場合や、歯の神経に障害が生じる場合があります。
- 装置撤去時に歯の表面へ小さな亀裂が入ったり、詰め物・被せ物の一部が破損したりする可能性があります。
- 治療後に保定装置を使用しない場合、歯並びが後戻りする可能性があります。
- 矯正治療を開始すると、治療前とまったく同じ状態へ戻すことが難しい場合があります。
※掲載内容は一般的な情報および上野スマイル歯科の2026年8月時点の案内に基づきます。症例ごとの適応、期間、通院回数、費用、治療結果には個人差があります。正確な内容は診察・検査・診断後にご説明します。