
3行まとめ
- セラミック矯正は、歯を削ってセラミック製の被せ物を装着し、歯の見た目を整える治療です。
- マウスピース矯正は、透明な装置を段階的に交換し、自分の歯を少しずつ移動させて歯並びや噛み合わせを整える治療です。
- 短期間で歯の色や形も変えたいのか、健康な歯をなるべく削らず歯並びを整えたいのかによって、検討する治療方法が異なります。
「前歯をきれいにしたいけれど、セラミック矯正とマウスピース矯正のどちらがよい?」
「短期間で歯並びを整えるならセラミック矯正?」
「健康な歯を削ることには抵抗がある」
「マウスピース矯正で歯の色や形も変えられる?」
このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
セラミック矯正とマウスピース矯正は、どちらも口元の見た目を整える目的で検討される治療ですが、治療の仕組みは大きく異なります。
一般に「セラミック矯正」と呼ばれる治療は、歯を削ってセラミック製の被せ物を装着し、被せ物の形や向きによって見た目を整える治療です。名称に「矯正」と入っていますが、歯を移動させる歯列矯正ではありません。
一方、マウスピース矯正は、患者さんごとに製作した透明な装置を装着し、自分の歯を顎の骨の中で少しずつ移動させる歯列矯正です。
セラミック矯正では歯の色や形を変更できますが、健康な歯を削る可能性があります。マウスピース矯正では天然歯を大きく削らず歯並びを整えられる可能性がありますが、歯を動かす期間と装置の自己管理が必要です。
この記事では、セラミック矯正とマウスピース矯正の違い、治療期間・費用、メリット・注意点、治療方法を選ぶポイントについて解説します。
セラミック矯正とは?
セラミック矯正とは、歯を削ってセラミック製の被せ物を装着し、被せ物の色、形、大きさ、向きなどによって歯の見た目を整える治療です。
名称に「矯正」と入っていますが、ワイヤー矯正やマウスピース矯正のように、顎の骨の中で歯を移動させる治療ではありません。歯科治療としては、被せ物を使用する修復・補綴治療にあたります。
セラミック矯正では、症例や歯の状態に応じて、主に次のような見た目を調整します。
- 歯の色
- 歯の大きさ
- 歯の形
- 歯の傾きに見える部分
- 前歯の小さなすき間
- 一部の歯のねじれに見える部分
- 過去に装着した被せ物の見た目
ただし、実際の歯根の位置や顎の骨格を動かす治療ではありません。
歯の位置や傾きが大きくずれている場合に、被せ物だけで無理に見た目を整えようとすると、歯を削る量が多くなったり、被せ物が大きくなったりする可能性があります。
また、出っ歯、受け口、開咬、奥歯を含む噛み合わせなどは、セラミック製の被せ物だけでは十分に改善できない場合があります。
マウスピース矯正とは?
マウスピース矯正は、患者さんの歯並びに合わせて製作した透明なマウスピース型の装置を、一定期間ごとに交換しながら歯を移動させる治療です。
歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれる突起をつけたり、症例によってゴムや補助装置を併用したりすることがあります。
マウスピース矯正では、症例に応じて次のような歯並びや噛み合わせを治療します。
- 歯の重なりやガタガタ
- 前歯のすき間
- 出っ歯
- 受け口
- 深い噛み合わせ
- 上下の歯が噛み合わない状態
- 歯のねじれや傾き
- 矯正治療後の後戻り
マウスピース矯正では、自分の歯を顎の骨の中で移動させます。そのため、歯の表面だけを被せ物で整えるセラミック矯正とは異なり、歯根の位置や歯列全体、上下の噛み合わせを考慮して治療計画を立てます。
ただし、すべての歯並びをマウスピース型の装置だけで治療できるとは限りません。歯の移動量や方向、顎の骨格、抜歯の必要性などによっては、ワイヤー矯正や複数の装置を組み合わせる方法を検討します。
セラミック矯正とマウスピース矯正の違い
両者の最も大きな違いは、歯を被せ物で整えるのか、自分の歯を移動させるのかという点です。
| 比較項目 | セラミック矯正 | マウスピース矯正 |
|---|---|---|
| 治療方法 | 歯を削り、被せ物を装着する | 透明な装置で自分の歯を移動させる |
| 歯の位置 | 基本的に歯根の位置は動かさない | 歯冠と歯根を少しずつ移動させる |
| 歯を削るか | 被せ物を装着する歯を削る | 被せ物のために歯全体を削る治療ではないが、歯の側面をわずかに研磨する場合がある |
| 歯の色 | 被せ物の範囲で変更できる | 天然歯の色は基本的に変わらない |
| 歯の形・大きさ | 被せ物の範囲で変更できる | 基本的に変わらない |
| 噛み合わせ | 被せ物による調整には限界がある | 奥歯を含む歯列全体の移動を計画できる |
| 治療期間 | 比較的短期間で終わる場合がある | 歯を移動させるため一定の期間が必要 |
| 治療後 | 被せ物と土台の歯の管理が必要 | 保定装置による後戻り対策が必要 |
どちらか一方がすべての方に優れているということではありません。現在の歯の状態と、希望する変化によって適した方法は異なります。
違い1.歯を削るかどうか
セラミック矯正では歯を削る
セラミック製の被せ物を装着するためには、材料が入る厚みと、被せ物が外れにくい形を確保する必要があります。そのため、治療する歯の表面を削ります。
歯の傾きや位置のずれが大きい場合には、見た目を整えるために削る量が増える可能性があります。歯の神経に近づく場合や、歯の状態によっては神経の処置が必要になることもあります。
一度削った天然歯を、元の形へ戻すことはできません。特に、むし歯や大きな詰め物のない健康な前歯へ被せ物を装着する場合は、治療期間だけでなく長期的な管理も含めて検討することが大切です。
マウスピース矯正は自分の歯を移動させる
マウスピース矯正では、天然歯を被せ物へ置き換えるための大きな切削は行いません。
ただし、歯を並べるスペースを確保するため、歯と歯の間をわずかに研磨する処置を行うことがあります。この処置は「IPR」などと呼ばれ、必要性や研磨する範囲は歯並びによって異なります。
また、症例によっては、スペースを確保するために抜歯を伴うことがあります。「マウスピース矯正なら歯を一切削らず、抜歯も必要ない」とは限らないため、治療前に確認しましょう。
違い2.歯の色や形を変えられるか
セラミック矯正は色・形・大きさを調整できる
セラミック矯正では、被せ物を製作する際に歯の色、形、大きさを調整できます。
- 歯並びだけでなく黄ばみも気になる
- 前歯の大きさに左右差がある
- 小さい歯の形を周囲とそろえたい
- 過去の被せ物の色や形が気になる
- 歯の強い変色が気になる
ただし、仕上がりは隣の歯の色、歯ぐきの位置、土台となる歯の色、被せ物の厚みなどにも影響されます。
マウスピース矯正では歯の色や形は変わらない
マウスピース矯正は、自分の歯の位置を動かす治療です。そのため、歯の色、大きさ、欠け、表面の模様などは基本的に変わりません。
歯並びを整えた後に色も白くしたい場合は、ホワイトニングを組み合わせることがあります。歯の形や大きさに左右差がある場合は、矯正治療後に必要な範囲の修復治療を検討することもあります。
先に歯の位置を整えることで、被せ物だけで無理に向きを変える必要がなくなり、修復する範囲を抑えられる場合があります。
違い3.噛み合わせを整えられる範囲
セラミック矯正は被せ物による調整に限られる
セラミック矯正では、被せ物の形や高さを調整して、限られた範囲の噛み合わせを調整することがあります。
ただし、歯根の位置や顎の骨格を変えるわけではないため、次のような問題は被せ物だけでは改善が難しい場合があります。
- 上下の顎の前後的なずれ
- 左右の顎のずれ
- 奥歯を含む広い範囲の噛み合わせ
- 上下の前歯が噛み合わない開咬
- 下の歯が上の歯より前に出る受け口
- 歯列全体に及ぶ大きな重なり
- 口元の突出感
マウスピース矯正は歯列全体を動かす
マウスピース矯正では、前歯だけでなく奥歯を含めて治療計画を立てられます。歯を傾ける、回転させる、前後・上下へ移動させるなどの動きを組み合わせ、歯並びと噛み合わせを整えます。
ただし、マウスピース型の装置には、得意な歯の動きと難しい動きがあります。歯並びによってはワイヤー矯正が適している場合や、途中でワイヤーや補助装置を併用する場合があります。
違い4.治療期間
セラミック矯正
歯を移動させる期間を必要としないため、治療する本数や事前治療の内容によっては、比較的短期間で終了する場合があります。ただし、むし歯・歯周病・根管治療、仮歯の調整、被せ物の再製作などが必要な場合は期間が延びます。
マウスピース矯正
顎の骨の変化を利用しながら歯を少しずつ移動させるため、一定の治療期間が必要です。上野スマイル歯科では、全体的なマウスピース矯正の治療期間を2~3年、通院回数を12~18回の目安として案内しています。
治療期間は歯並びの状態、治療する範囲、抜歯の有無、装置の使用状況などによって異なります。前歯のみの部分矯正で短くなる場合もありますが、前歯だけに見える問題でも奥歯の噛み合わせを含めた治療が必要なことがあります。
違い5.費用
セラミック矯正とマウスピース矯正は、いずれも一般的には自由診療です。
| 治療方法 | 費用の考え方 |
|---|---|
| セラミック矯正 | 治療する歯の本数、使用する材料、仮歯、土台、根管治療などの有無によって異なります。 |
| マウスピース矯正 | 上野スマイル歯科では、平均的症例935,000円、難症例1,045,000円で案内しています。いずれも税込です。 |
費用を比較する際は、表示されている治療費だけでなく、次の項目も確認しましょう。
- 検査・診断料が含まれているか
- 仮歯や土台の費用が含まれているか
- むし歯・歯周病・根管治療の費用
- 調整料や再診料
- 追加装置やマウスピース再製作の費用
- 治療後の保定装置の費用
- 被せ物の保証や再製作の条件
- 治療費の総額
掲載されている費用は変更される場合があります。実際の治療費は、診察・検査後に提示される見積もりをご確認ください。
違い6.治療中の過ごし方
セラミック矯正では仮歯を使用することがある
セラミック矯正では、歯を削った後、完成した被せ物ができるまで仮歯を装着することがあります。
仮歯の期間中は、硬いものや粘着性のあるものを噛むと、仮歯が外れたり壊れたりする可能性があります。歯を削った直後は、冷たいものがしみたり、噛んだときに違和感が出たりすることもあります。
マウスピース矯正では装着管理が必要
マウスピース矯正は、食事や歯みがきの際に装置を取り外せることが特徴です。
一方、計画どおりに歯を動かすためには、歯科医師から指示された装着時間と交換時期を守る必要があります。
装着時間が不足すると、次の装置が合わなくなったり、予定どおりに歯が動かなかったりする可能性があります。紛失、装着忘れ、清掃不足にも注意が必要です。
違い7.治療後の管理
セラミック矯正は被せ物の管理が必要
セラミック自体がむし歯になることはありませんが、被せ物と天然歯の境目から、土台となる歯にむし歯が発生する可能性があります。
- 被せ物が欠ける、割れる
- 接着が弱くなり外れる
- 歯ぐきが下がり境目が見える
- 土台となる歯にむし歯ができる
- 歯の根に問題が起こる
- 噛み合わせの再調整が必要になる
セラミック製の被せ物が永久に使用できるとは限りません。治療後も歯みがきやデンタルフロスを続け、定期的に状態を確認する必要があります。
マウスピース矯正は保定装置が必要
歯を動かす矯正治療では、装置を外した後に、歯が元の位置へ戻ろうとする「後戻り」が起こる可能性があります。
そのため、治療後はリテーナーと呼ばれる保定装置を使用します。使用期間や使用方法は、歯並びや治療内容によって異なります。
保定装置を指示どおり使用しない場合、整えた歯並びが変化する可能性があります。矯正装置による治療が終わった後も、継続的な管理が必要です。
セラミック矯正のメリット
- 比較的短い期間で見た目を変えられる場合がある
歯を移動させる期間を必要としないため、治療する本数や歯の状態によっては短期間で治療できる場合があります。 - 歯の色・形・大きさを同時に調整できる
歯並びに見える部分だけでなく、歯の色や形、大きさも同時に調整できます。 - 矯正装置を長期間装着する必要がない
ワイヤーやマウスピースを数か月から数年装着する必要はありません。ただし、天然歯を削り、被せ物を継続的に管理する必要があります。
セラミック矯正の注意点
- 健康な歯を削る可能性がある
むし歯や大きな詰め物がない歯でも、被せ物を装着するために削る必要があります。 - 神経の処置が必要になることがある
削る量や歯の状態によっては、歯の神経に対する処置が必要になる場合があります。 - 被せ物が欠けたり外れたりすることがある
セラミックは強い衝撃や噛み合わせによって、欠けたり割れたりする可能性があります。 - 噛み合わせの改善には限界がある
被せ物の形だけで、歯列全体や顎の骨格を変えることはできません。 - 将来的に再治療が必要になる場合がある
被せ物や土台となる歯の状態によって、修理や作り直しが必要になることがあります。
マウスピース矯正のメリット
- 健康な歯を大きく削らずに歯並びを整えられる
被せ物へ置き換えるのではなく、自分の歯を移動させます。 - 装置が透明で目立ちにくい
透明な装置を歯全体へ装着するため、金属製のブラケットと比べて目立ちにくいことが特徴です。 - 食事や歯みがきの際に取り外せる
装置を外して食事や歯みがきを行えるため、普段に近い方法で口腔ケアができます。 - 歯列全体と噛み合わせを考えて治療できる
前歯の見た目だけでなく、奥歯を含む歯列全体の動きを計画します。
マウスピース矯正の注意点
- 装着時間を守る必要がある
装置を外せる一方、患者さん自身による装着管理が必要です。 - すべての症例に適しているわけではない
歯の重なりや骨格的なずれ、必要な歯の動きによっては、ワイヤー矯正が適している場合があります。 - 治療期間が予定より延びることがある
歯の動きや装置の使用状況によって、追加のマウスピースが必要になることがあります。 - 矯正治療に伴うリスクがある
痛み、むし歯、歯周病、歯肉退縮、歯根吸収、歯の神経への影響、後戻りなどが起こる場合があります。
前歯だけならどちらを選ぶ?
前歯だけが気になる場合でも、見た目だけで治療方法を決めることはできません。前歯の重なりや傾きの原因が、奥歯の噛み合わせや歯列全体のスペース不足にある場合があるためです。
セラミック矯正が検討される場合
- 対象の歯に大きな被せ物が入っている
- 歯の色や形も大きく変えたい
- 歯そのものの形に問題がある
- 被せ物による修復が必要な歯である
マウスピース矯正が検討される場合
- 健康な天然歯をなるべく削りたくない
- 歯の位置や傾きを整えたい
- 前歯のすき間や重なりが気になる
- 奥歯を含めた噛み合わせも確認したい
前歯だけを対象とした部分矯正ができるかどうかは、歯並びや噛み合わせによって異なります。前歯だけを動かすことで噛み合わせが不安定になる場合は、全体矯正を検討します。
出っ歯・すきっ歯・八重歯はどちらで治療する?
出っ歯
出っ歯に見える原因には、前歯の傾き、歯列全体の位置、上下の顎の骨格、歯の形などがあります。
被せ物で前歯の見た目を調整できる場合もありますが、歯列全体や顎の骨格が関係している場合は、セラミック矯正だけで改善することは難しくなります。マウスピース矯正でも、骨格的なずれが大きい場合は対応できる範囲に限界があります。
すきっ歯
小さなすき間で、歯の大きさや形にも問題がある場合は、修復治療によって形を調整する方法があります。
複数の歯の位置や噛み合わせに原因がある場合は、マウスピース矯正などで歯を移動させる方法を検討します。すき間の幅だけでなく、歯の本数、大きさ、歯列全体のバランスを確認することが大切です。
八重歯
八重歯は、犬歯が歯列の外側へ生えている状態を指すことが一般的です。
八重歯を被せ物の形だけで内側に見せようとすると、歯の位置によっては削る量が多くなる可能性があります。自分の犬歯を残して歯列内へ移動できる可能性がある場合は、マウスピース矯正やワイヤー矯正を検討します。
2つの治療を組み合わせることはある?
歯の状態によっては、両方の治療を段階的に組み合わせることがあります。
たとえば、マウスピース矯正で歯の位置や噛み合わせを整えた後に、形や色が気になる一部の歯だけセラミック治療を行う方法です。
先に歯を移動させることで、被せ物だけで無理に歯の向きを変える必要がなくなり、歯を削る範囲を抑えられる場合があります。
すでにセラミック製の被せ物が入っている状態でも、矯正治療を検討できる場合があります。ただし、被せ物にはアタッチメントが接着しにくい場合や、治療後に被せ物の作り直しが必要になる場合があります。
どちらを選べばよい?
セラミック矯正を検討しやすい方
- 前歯に大きな被せ物が入っている
- 歯の色や形も同時に変えたい
- 修復が必要な歯の見た目を整えたい
- 歯の位置より、歯の色や形に悩んでいる
- 歯を削ることや将来的な再治療を理解している
マウスピース矯正を検討しやすい方
- 健康な天然歯をなるべく削りたくない
- 自分の歯を移動させて整えたい
- 噛み合わせも確認したい
- 透明で取り外せる装置を希望している
- 装着時間を自己管理できる
歯の色だけを改善したい場合はホワイトニング、小さな欠けやすき間には部分的な修復治療、マウスピースだけでは難しい歯の移動にはワイヤー矯正など、ほかの方法が適している場合もあります。
一つの治療方法だけで判断せず、複数の選択肢を比較することが大切です。
治療方法を決める前に確認したいこと
- 悩みの主な原因は、歯の位置・色・形のどれか
- 治療によって歯をどの程度削るか
- 歯の神経に対する処置が必要になる可能性
- 奥歯を含む噛み合わせに問題がないか
- マウスピース矯正だけで対応できるか
- ワイヤー矯正との違い
- 治療期間と通院回数
- 治療費の総額
- 追加費用が発生する可能性
- 治療後に必要な管理
- 被せ物の保証や再製作の条件
- 矯正後の保定装置の使用方法
「短期間で終わるから」「装置が透明だから」という理由だけで決めず、治療後の歯をどのように管理していくかまで確認しましょう。
上野スマイル歯科で治療方法をご相談いただけます
上野スマイル歯科では、マウスピース矯正をはじめとする歯列矯正と、セラミック矯正に関する相談を受け付けています。
- 健康な歯を削るべきか迷っている
- 歯の色と歯並びを一緒に整えたい
- 短期間のセラミック治療と、歯を動かす矯正を比較したい
- 自分の歯並びがマウスピース矯正に適しているか知りたい
- 被せ物が入っていても矯正できるか確認したい
このようなお悩みも、初診カウンセリングでお伝えください。
歯並び、噛み合わせ、歯の色や形、すでに入っている詰め物・被せ物などを確認したうえで、考えられる方法をご説明します。
特に、健康な天然歯へ被せ物を装着するか迷っている場合は、歯を削る前に、歯を動かす矯正治療で対応できるか確認しておくことが大切です。
よくある質問
Q.セラミック矯正は本当に矯正治療ですか?
一般的な歯列矯正とは異なります。歯を動かすのではなく、歯を削って被せ物を装着し、見た目を整える治療です。
Q.マウスピース矯正では歯をまったく削りませんか?
被せ物を装着するために歯全体を削る治療ではありませんが、歯を並べるスペースを確保するため、歯と歯の間をわずかに研磨する場合があります。
Q.セラミックの被せ物があってもマウスピース矯正はできますか?
治療できる場合があります。ただし、被せ物の状態や位置によっては、アタッチメントの接着方法や、矯正後の作り直しを検討することがあります。
Q.短期間で終わるセラミック矯正のほうがよいですか?
治療期間だけでは判断できません。歯を削ること、神経への影響、被せ物の将来的な再治療、噛み合わせなども含めて比較する必要があります。
Q.相談したら、必ず治療を始める必要がありますか?
相談しただけで治療を始める必要はありません。現在の歯の状態と選択肢を確認し、比較するためにカウンセリングをご利用いただけます。
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まとめ
セラミック矯正とマウスピース矯正は、どちらも口元の見た目を整える目的で検討される治療ですが、治療の仕組みは異なります。
セラミック矯正は、歯を削ってセラミック製の被せ物を装着し、歯の色、形、大きさ、向きなどの見た目を整える治療です。
比較的短期間で治療が完了する場合があり、歯の色や形も同時に変えられます。一方で、健康な歯を削る可能性があり、歯の神経への影響、被せ物の破損や脱離、将来的な再治療について理解しておく必要があります。
マウスピース矯正は、透明な装置を交換しながら、自分の歯を顎の骨の中で少しずつ移動させる治療です。
健康な歯を大きく削らずに歯並びや噛み合わせを整えられる可能性がありますが、一定の治療期間と装着時間の自己管理が必要です。また、すべての歯並びをマウスピースだけで治療できるとは限りません。
歯の色や形を重視するのか、天然歯をなるべく残して歯の位置を整えたいのかによって、検討する方法は異なります。
健康な歯を削る治療を受けるか迷っている方は、治療を始める前に、歯を動かす矯正治療で対応できる可能性についても確認しましょう。
この記事の矯正治療部分の執筆・監修
林 政美
MASAMI HAYASHI/上野スマイル歯科 院長
日本大学松戸歯学部卒業後、同大学矯正学教室に入局。1999年に日本矯正歯科学会認定医を取得し、2014年より上野スマイル歯科院長を務める。
資格・所属:日本矯正歯科学会認定医/東京矯正歯科学会