矯正治療と姿勢は関係ある?噛み合わせ・顎・首肩まわりへの影響をわかりやすく解説|台東区上野で矯正歯科|上野スマイル歯科

コラム COLUMN

矯正治療と姿勢は関係ある?噛み合わせ・顎・首肩まわりへの影響をわかりやすく解説

3行まとめ
1 歯並びや噛み合わせは、顎の動き・頭の位置・首肩まわりの筋肉と関係する可能性があります。
2 ただし、矯正治療をすれば必ず姿勢や肩こりが改善するわけではありません。
3 噛み合わせ・顎の使い方・口呼吸・食いしばり・姿勢の癖を総合的に確認することが大切です。

矯正治療について調べていると、「歯並びが悪いと姿勢も悪くなる」「噛み合わせを治すと肩こりが改善する」「矯正すると体のバランスが整う」といった情報を見かけることがあります。

たしかに、歯並びや噛み合わせは、口の中だけで完結するものではありません。一方で、矯正治療をすれば必ず姿勢が良くなるとは言い切れないため、正しく理解しておくことが大切です。

矯正治療で姿勢は良くなるの?

矯正治療について調べていると、次のような情報を見かけることがあります。

  • ✓ 歯並びが悪いと姿勢も悪くなる
  • ✓ 噛み合わせを治すと肩こりが改善する
  • ✓ 矯正すると体のバランスが整う

たしかに、歯並びや噛み合わせは、口の中だけで完結するものではありません。噛む筋肉、顎の関節、首まわりの筋肉、頭の位置などは、互いに関係しています。

一方で、注意したいのは、矯正治療をすれば必ず姿勢が良くなるとは言い切れないことです。

姿勢は、歯並びだけでなく、筋力、骨格、生活習慣、スマートフォンやパソコンの使い方、歩き方、睡眠姿勢、運動習慣など、さまざまな要素によって変わります。

そのため、矯正治療と姿勢の関係を考えるときは、「歯並びが悪いから姿勢が悪い」「姿勢が悪いから歯並びが悪い」「矯正すれば姿勢も必ず治る」と単純に考えるのではなく、噛み合わせ・顎の使い方・首肩まわりの筋肉・生活習慣が関係し合っている可能性があると捉えることが大切です。

近年の研究でも、不正咬合と姿勢、頭の位置、歩行やバランスとの関連を調べた報告はありますが、因果関係をはっきり示すにはさらに研究が必要とされています。2024年の小児を対象としたシステマティックレビューでは、不正咬合と身体姿勢、頸椎・頭位、足部、歩行パラメータとの関連が示された一方で、より確かな予測理解には縦断研究が必要とされています。

矯正治療は、姿勢そのものを治す治療ではありません。歯並びや噛み合わせを整えることで、顎や口まわりの使い方が変わり、結果的に体の負担が軽く感じられる方もいますが、効果の出方には個人差があります。

そもそも姿勢とは何を指すのか

姿勢というと、背筋が伸びているか、猫背になっていないかをイメージする方が多いかもしれません。

しかし、体の姿勢は背中だけで決まるものではありません。

  • ✓ 頭の位置
  • ✓ 首の角度
  • ✓ 肩の高さ
  • ✓ 背骨のカーブ
  • ✓ 骨盤の傾き
  • ✓ 足の重心
  • ✓ 左右の筋肉の使い方

このように、姿勢は全身のバランスによって成り立っています。

その中で、口や顎は「頭の位置」と関係します。人の頭は体の上に乗っています。頭の位置が前に出たり、首が傾いたりすると、首や肩の筋肉に負担がかかりやすくなります。

そして、顎は頭蓋骨とつながっている関節です。噛み合わせや顎の使い方に偏りがあると、顎まわりの筋肉だけでなく、首や肩の筋肉にも影響する可能性があります。

ただし、姿勢の悪さの原因をすべて歯並びに求めるのは適切ではありません。姿勢は全身の問題であり、歯科だけでなく、整形外科、理学療法、耳鼻科、睡眠、生活習慣なども関係することがあります。

噛み合わせと姿勢が関係すると考えられる理由

噛み合わせと姿勢が関係すると考えられる理由のひとつに、顎の位置と頭の位置の関係があります。

歯並びや噛み合わせにズレがあると、上下の歯が自然に噛み合う位置が偏ることがあります。

その状態が続くと、次のようなことが起こる場合があります。

  • ✓ 片側ばかりで噛む
  • ✓ 顎が左右どちらかにずれる
  • ✓ 噛む筋肉に左右差が出る
  • ✓ 口を開け閉めするときに顎が動きにくい
  • ✓ 首や肩まわりに力が入りやすい

特に、食いしばりや歯ぎしり、片側噛み、頬づえ、うつ伏せ寝などの習慣があると、顎や首まわりに負担がかかりやすくなります。

ただし、ここで大切なのは、噛み合わせだけが姿勢を決めているわけではないという点です。

日本歯科大学附属病院の顎関節症診療センターでは、以前は歯並びや噛み合わせが顎関節症の主な原因と説明されることが多かったものの、現在は顎関節症を複数の原因によって生じるものと捉え、安全性の高い多面的な治療が重要と説明されています。

つまり、噛み合わせと顎、姿勢には関係がある可能性はありますが、「噛み合わせだけを治せば全身の不調が治る」と考えるのは慎重であるべきです。

噛み合わせや顎の違和感が気になる方へ

歯並び・噛み合わせ・顎の使い方を確認することで、現在の状態や治療の必要性を判断しやすくなります。

歯並びが姿勢に影響しやすいケース

歯並びや噛み合わせが、姿勢や体の使い方に影響する可能性があるケースには、いくつかの特徴があります。

ケース01
片側ばかりで噛んでいる

左右どちらか一方ばかりで噛む癖があると、顎まわりの筋肉の使い方に偏りが出ることがあります。

ケース02
出っ歯で口が閉じにくい

唇を閉じるために口まわりに力が入りやすくなり、口呼吸や舌の位置にも関係することがあります。

ケース03
受け口や噛み合わせのズレがある

噛む位置や顎の動きに偏りが出ることで、首や肩まわりの筋肉の使い方にも影響する可能性があります。

ケース04
前歯が噛み合っていない

開咬があると、舌癖や口呼吸が関係し、口まわりの筋肉の使い方に影響することがあります。

片側ばかりで噛んでいる

食事のときに、左右どちらか一方ばかりで噛む癖がある場合、顎まわりの筋肉の使い方に偏りが出ることがあります。

たとえば、右側ばかりで噛む、左側の歯では噛みにくい、奥歯の噛み合わせが左右で違う、片方の顎だけ疲れやすいといった状態です。

片側噛みが長く続くと、顎の動きに左右差が出たり、顔まわりの筋肉のバランスに影響したりすることがあります。

また、片側だけで噛む背景には、歯並びだけでなく、むし歯、詰め物・被せ物の高さ、歯の欠損、顎関節の違和感などが隠れている場合もあります。

出っ歯で口が閉じにくい

出っ歯の状態が強いと、唇を自然に閉じにくくなることがあります。

口を閉じるために唇や顎まわりに力が入りやすくなったり、口呼吸になりやすかったりすることがあります。

口が開きやすい状態が続くと、舌の位置が下がりやすく、頭の位置や首まわりの筋肉にも影響する可能性があります。

特に子どもの場合は、口呼吸、舌癖、姿勢の癖が重なって、歯並びやあごの成長に影響することがあります。

受け口や噛み合わせのズレがある

受け口や上下の顎のズレがある場合、噛む位置や顎の動きに偏りが出ることがあります。

噛み合わせが左右にずれていると、正面から見たときに顎が片側に寄って見えることもあります。

このような状態では、食事中の顎の動きだけでなく、首や肩まわりの筋肉の使い方にも影響する可能性があります。

ただし、骨格的なズレがある場合は、歯を並べるだけでは改善が難しいこともあります。必要に応じて、矯正治療だけでなく、外科的矯正治療を含めた診断が必要になる場合もあります。

前歯が噛み合っていない

奥歯で噛んだときに上下の前歯が噛み合わない状態を、開咬と呼ぶことがあります。

開咬があると、前歯で食べ物を噛み切りにくくなったり、舌が前に出やすくなったりすることがあります。

舌癖や口呼吸が関係している場合もあり、口まわりの筋肉の使い方や顎の位置に影響することがあります。

開咬は、歯並びだけでなく、舌の使い方、飲み込み方、口呼吸、姿勢の癖なども含めて確認することが大切です。

姿勢が歯並びや噛み合わせに影響することもあります

矯正治療と姿勢の関係を考えるときは、反対方向の影響も考える必要があります。

つまり、姿勢が歯並びや顎の使い方に影響することもあります。

たとえば、次のような習慣があると、頭の位置や顎の位置に負担がかかることがあります。

  • ✓ 長時間スマートフォンを見る
  • ✓ 下を向いた姿勢が多い
  • ✓ 猫背で座る
  • ✓ 頬づえをつく
  • ✓ うつ伏せで寝る
  • ✓ 片側だけを下にして寝る
  • ✓ デスクワーク中に顎を前に突き出す

頬づえやうつ伏せ寝は、外から顎や歯に力がかかる習慣です。すぐに歯並びが変わるわけではありませんが、長期間続くと、顎の位置や歯列に影響する可能性があります。

特に子どもは成長途中のため、日常的な姿勢や癖が、あごの発育や歯並びに関わることがあります。

そのため、小児矯正では、歯並びだけでなく、口呼吸、舌癖、指しゃぶり、頬づえ、姿勢などもあわせて確認することがあります。

矯正治療で姿勢が改善する可能性はある?

矯正治療によって噛み合わせが整い、顎の動きや噛むバランスが改善されることで、結果的に首や肩まわりの負担が軽く感じられる方はいます。

たとえば、次のような変化があると、口まわりや顎まわりの筋肉の使い方が変わる可能性があります。

  • ✓ 左右で噛みやすくなった
  • ✓ 顎の動きがスムーズになった
  • ✓ 食いしばりを自覚しやすくなった
  • ✓ 口を閉じやすくなった
  • ✓ 口呼吸が減った
  • ✓ 噛み合わせの違和感が少なくなった

ただし、矯正治療は姿勢矯正を目的とした治療ではありません。

矯正治療の主な目的は、歯並びや噛み合わせを整えることです。姿勢の改善は、あくまで関連する要素が整った結果として起こる可能性があるものであり、すべての方に起こるものではありません。

厚生労働省のe-ヘルスネットでは、口腔の健康状態は全身的な健康状態と密接に関連すると説明されていますが、これは「歯並びを治せば全身の問題がすべて治る」という意味ではありません。

姿勢そのものに強い悩みがある場合は、歯科だけでなく、整形外科や理学療法など、体全体を診る専門領域との連携も大切です。

「矯正すれば肩こりが治る」は本当?

患者さんの中には、次のように相談される方もいます。

  • ✓ 肩こりがあるから矯正した方がいいですか?
  • ✓ 噛み合わせを治せば首のこりも良くなりますか?
  • ✓ 頭痛や肩こりの原因は歯並びですか?

たしかに、噛み合わせや食いしばり、顎関節の不調が、首や肩まわりの筋肉の緊張に関係することはあります。

しかし、肩こりや頭痛の原因は非常に多様です。

  • ✓ 長時間のデスクワーク
  • ✓ スマートフォンの使用
  • ✓ 運動不足
  • ✓ ストレス
  • ✓ 睡眠不足
  • ✓ 目の疲れ
  • ✓ 首や背中の筋肉の緊張
  • ✓ 整形外科的な問題
  • ✓ 内科的な病気

そのため、「肩こりを治すために矯正する」という考え方には注意が必要です。

矯正治療によって噛み合わせが整い、顎まわりの負担が軽減される可能性はありますが、肩こりや頭痛の改善を保証するものではありません。

日本顎関節学会の「顎関節症治療の指針2020」でも、顎関節症治療については十分なエビデンスが蓄積されているわけではない部分があり、医学的・科学的根拠に沿って慎重に診断・治療を進める必要があるとされています。

首や肩の痛み、頭痛が強い場合や長く続く場合は、歯科だけで判断せず、必要に応じて医科での診察も受けることが大切です。

肩こり・顎の違和感が気になる方へ

肩こりや頭痛の原因を歯並びだけで判断することはできません。噛み合わせや顎関節の状態を確認し、必要に応じて医科との連携も検討しましょう。

子どもの矯正と姿勢の関係

子どもの場合、矯正治療と姿勢の関係は特に注意して見ていく必要があります。

成長期の子どもは、歯並び、あごの成長、舌の位置、呼吸、姿勢が互いに影響し合いやすい時期です。

たとえば、次のような習慣があると、歯並びやあごの成長に影響することがあります。

  • ✓ いつも口が開いている
  • ✓ 猫背で座っている
  • ✓ 頬づえをよくつく
  • ✓ 食事中に姿勢が崩れる
  • ✓ 舌が前に出やすい
  • ✓ 口呼吸をしている
  • ✓ 指しゃぶりが続いている

特に、口呼吸と猫背は一緒に見られることがあります。口で呼吸するために頭が前に出やすくなったり、逆に姿勢が悪くなることで鼻呼吸がしにくくなったりすることがあります。

子どもの矯正では、単に歯を並べるだけでなく、口の閉じ方、舌の位置、飲み込み方、呼吸、姿勢、生活習慣を含めて確認することが大切です。

ただし、子どもの姿勢や歯並びの問題も、原因はひとつではありません。成長の個人差、鼻づまり、アレルギー、筋力、生活環境なども関係します。

そのため、歯科医院での確認に加えて、必要に応じて耳鼻科や小児科と連携することもあります。

大人の矯正と姿勢の関係

大人の場合は、すでに骨格の成長が完了しているため、子どものようにあごの成長を利用して大きく変えることはできません。

しかし、大人でも矯正治療によって歯並びや噛み合わせを整えることで、噛むバランスや口元の使い方が変わることがあります。

特に、次のような方は、歯並びや噛み合わせを確認する価値があります。

  • ✓ 奥歯でしっかり噛めない
  • ✓ 前歯が噛み合っていない
  • ✓ 左右どちらかだけで噛んでいる
  • ✓ 噛み合わせが深すぎる
  • ✓ 食いしばりが強い
  • ✓ 顎が疲れやすい
  • ✓ 口を開けると音がする

ただし、大人の姿勢の悩みは、長年の生活習慣や筋力の影響も大きくなります。

矯正治療だけで姿勢を改善しようとするのではなく、必要に応じて、デスクワーク環境の見直し、スマートフォンを見る姿勢の改善、首肩まわりのストレッチ、適度な運動、食いしばりのセルフチェック、睡眠姿勢の見直しなどもあわせて行うことが大切です。

姿勢が気になる方が矯正相談で伝えるべきこと

姿勢や顎まわりの不調が気になる方は、矯正相談のときに歯並びだけでなく、日常の症状や癖も伝えるようにしましょう。

たとえば、次のような内容です。

  • ✓ 片側だけで噛む癖がある
  • ✓ 口を開けると顎が鳴る
  • ✓ 顎が疲れやすい
  • ✓ 朝起きると顎がだるい
  • ✓ 食いしばりや歯ぎしりを指摘された
  • ✓ 頬づえをよくつく
  • ✓ うつ伏せで寝ることが多い
  • ✓ 口呼吸がある
  • ✓ 肩こりや首こりがある
  • ✓ 頭痛がある
  • ✓ 姿勢の悪さを指摘されたことがある

このような情報があると、歯並びだけでなく、噛み合わせや顎関節、口まわりの筋肉の状態も含めて確認しやすくなります。

ただし、肩こりや頭痛などの症状がある場合、それが歯並びや噛み合わせによるものかどうかは慎重に判断する必要があります。

症状が強い場合、痛みが長く続く場合、しびれやめまいなどがある場合は、医科での確認も検討しましょう。

矯正治療中に意識したい姿勢と生活習慣

矯正治療中は、歯並びだけでなく、日常の癖にも意識を向けることが大切です。

頬づえを避ける

頬づえは、顎や歯列に片側から力をかける癖です。

短時間で大きな変化が出るわけではありませんが、毎日繰り返すことで、顎の位置や噛み合わせに影響する可能性があります。

勉強中、仕事中、スマートフォンを見ているときなどに頬づえをつく癖がある方は、意識して減らしましょう。

スマートフォンを見る姿勢に注意する

スマートフォンを見るときに下を向き続けると、頭が前に出やすくなります。

頭が前に出た姿勢は、首や肩に負担がかかりやすく、顎の位置にも影響することがあります。

スマートフォンを見るときは、できるだけ目線の高さに近づけ、長時間同じ姿勢を続けないようにしましょう。

食いしばりに気づく

本来、リラックスしているときは上下の歯は軽く離れているのが自然です。

日中に上下の歯を強く噛みしめている場合、顎や歯、首肩まわりに負担がかかることがあります。

仕事中や集中しているときに、奥歯を噛みしめていないか、顎に力が入っていないか、舌や頬に歯の跡がついていないかを確認してみましょう。

片側噛みを見直す

片側ばかりで噛む癖がある方は、左右両方の歯を使って噛む意識も大切です。

ただし、片側でしか噛めない理由がある場合は、無理に反対側で噛むのではなく、歯科医院で原因を確認しましょう。

むし歯、詰め物の不具合、歯周病、噛み合わせの問題などが隠れている場合があります。

矯正治療と姿勢について誤解しやすいポイント

矯正治療と姿勢については、誤解されやすい点もあります。

誤解1:矯正すれば猫背が治る

矯正治療によって噛み合わせが整い、顎や口まわりの使い方が変わることはあります。

しかし、猫背そのものは、筋力、骨格、生活習慣、デスクワーク環境などの影響が大きいため、矯正だけで必ず改善するとは言えません。

誤解2:姿勢が悪い原因はすべて噛み合わせ

姿勢の悪さには多くの原因があります。

噛み合わせが関係する可能性はありますが、すべての姿勢不良を歯並びのせいにするのは適切ではありません。

誤解3:舌の位置を変えれば歯並びや顔が変わる

近年、舌の位置や口元のトレーニングだけで歯並びや顔立ちを変えられるという情報を見かけることがあります。

しかし、アメリカ矯正歯科学会は、舌の位置を変えるだけで歯並びを正したり、顎の形を変えたり、矯正治療の必要性をなくしたりする十分な科学的根拠はないと説明しています。

舌の位置や口まわりの筋肉の使い方は大切ですが、自己流で過度なトレーニングを行うのではなく、歯科医師の診断に基づいて取り組むことが大切です。

矯正相談をおすすめしたいケース

次のような方は、一度矯正相談で歯並びや噛み合わせを確認してみることをおすすめします。

  • ✓ 歯並びがガタガタしている
  • ✓ 出っ歯で口が閉じにくい
  • ✓ 受け口が気になる
  • ✓ 前歯が噛み合っていない
  • ✓ 奥歯でしっかり噛めない
  • ✓ 左右どちらか一方で噛む癖がある
  • ✓ 顎が疲れやすい
  • ✓ 口を開けると顎が鳴る
  • ✓ 食いしばりや歯ぎしりがある
  • ✓ 口呼吸がある
  • ✓ 子どもの姿勢や口元の癖が気になる

相談したからといって、必ず矯正治療が必要になるわけではありません。

  • ✓ 今すぐ治療が必要
  • ✓ 経過観察でよい
  • ✓ 矯正より先に顎関節や歯周病の確認が必要
  • ✓ 耳鼻科や医科での確認も必要
  • ✓ 生活習慣の見直しから始めた方がよい

このように、状態に合わせた判断が大切です。

まとめ|矯正治療と姿勢は関係する可能性がありますが、過度な期待は禁物です

矯正治療と姿勢には、関係がある可能性があります。

歯並びや噛み合わせは、顎の位置、噛む筋肉、首肩まわりの筋肉、頭の位置などと関係しているためです。

一方で、姿勢は歯並びだけで決まるものではありません。筋力、骨格、生活習慣、スマートフォンやパソコンの使い方、睡眠姿勢、運動習慣など、さまざまな要素が関係します。

そのため、次のように考えるのは適切ではありません。

  • ✓ 矯正すれば姿勢が必ず良くなる
  • ✓ 肩こりや頭痛が必ず治る
  • ✓ 姿勢の悪さはすべて噛み合わせが原因

大切なのは、歯並びや噛み合わせだけでなく、顎の使い方、口呼吸、舌の位置、食いしばり、頬づえ、片側噛み、日常の姿勢まで含めて総合的に確認することです。

歯並びや噛み合わせに加えて、顎の疲れ、口呼吸、片側噛み、姿勢の癖が気になる方は、まずは矯正相談で現在の状態を確認してみましょう。

この記事の監修・執筆協力

林 政美
MASAMI HAYASHI

上野スマイル歯科 院長

日本大学松戸歯学部卒業後、日本大学松戸歯学部矯正学教室に入局。1999年に日本矯正歯科学会認定医を取得し、2014年より上野スマイル歯科院長として矯正歯科治療に携わっています。

所属・資格 日本矯正歯科学会認定医
東京矯正歯科学会
対応分野 ワイヤー矯正
マウスピース矯正
舌側矯正・MFT など
実績 矯正治療を手掛けて30年
累計実績 約4,000件
学術活動 インビザライン認定ドクター
2019年 インビザライン プラチナドクター

矯正治療では、歯並びや噛み合わせだけでなく、顎の動き、口呼吸、舌の位置、食いしばり、生活習慣などを総合的に確認することが大切です。姿勢や首肩まわりの不調が気になる場合も、まずは現在の噛み合わせや顎の状態を確認しましょう。

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